私の備忘録

ひとりで徒然書いております。

今日聞いた曲

初めてK POPを聞いた。

ソンミのGashinaという曲だ。高校の体育祭で踊る曲がこれを完コピするらしい。イントロだけなので、学校で聞いた時は何がなんやらでよくわからなかった。ダンス自体もとても難しく、素人が真似できるのかと思うような、難しいダンス。去年は流行りに流行ったTWICEのTTを完コピさせられたので、出来るだろうとのことらしい。

 

取り敢えずプロモーションビデオが送られてきたので見ていたのだが、まず気になったのはハングル語だった。

私の母は大の韓国嫌いで、何かを非難しなくては生きていけないような人だったので、自分の家族以外の他人を非難して生きていた。それに韓国、という国も入っていたのだろう。

私もその言葉を鵜呑みにしていたし、ネットでみる掲示板も同じようなことが書かれていたので、そうなんだろうと自己完結していた。

韓国という国を嫌煙していた、何処か馬鹿にしていた。

 

だが、今日初めてK POPを聞いて純粋にすごい!と思った。日本の薄っぺらいラブソングよりも濃く、妖艶で、美しかった。

シンガーも長い脚を見せつけるような短いパンツに、上はひらひらと女性らしさが香る花柄のトップス。赤い口紅が顔を引き立てて、すらりと細い指が美しさを匂わせる。

 

和訳を見ると「別れた男性を振り向かせたいが叶わない女性」を描いた曲のようだ。もしかすると「高嶺の花ような女性は周りからもてはやされるが、彼は呆れて消えてしまう」曲にも思える。

日本のように整形したといえば馬鹿にされる国ではない、整形が美しくなるための手段として日常化している韓国ならではの歌詞だと思う。美、と言うものが女性の中でどれだけ大切で、どれだけ必要なものか。この歌詞から汲み取れる。その女性の自尊心と失恋と彼への愛が溢れるような、女性性が溢れる曲だ。

紫のライト、中央の台の上で座る女性。ローテンポの曲に、速さの違うダンス。メリハリのあるその動きと、シンガーの変わる表情。

基本的には妖艶さ、美しさを主にしている曲ではあるのだが、振り付けに垣間見える可愛らしさ。

韓国の音楽番組と日本の音楽番組との違いもよくわかった気がした。

日本の音楽番組はメインは歌、曲、声。ダンスやパフォーマンスよりも本質である音を大切にしている。(勿論パフォーマンスを主にしているグループもある)

しかし、韓国の音楽番組は違う。音、というよりも総合性を見ているような気がする。ダンス、シンガー、曲。日本のように手拍子したりなどではない。観客が合いの手を入れたり、サビでは歓声が上がったりと、観客との一体感を重視しているように思えた。

 

今までは嫌煙してきたけど、また聴きたいと思った。そう思わせる音楽ってすごい。

あとサカナクションも聴いた。新宝島しか知らなかったけど、Ame(a)がとても好き。